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裏技

チップ変換されたバグフィールドを冒険する
これは扉増殖の裏技を利用した応用技です。 (ROMのバージョンによっては扉増殖自体ができないようになってるものもあるらしいです)

この技を利用すると、次のような状況に持っていくことが可能です。
・四天王を倒さず(結界を崩さず)にデスキャッスルに突入し、デスピサロ戦に挑める
・海鳴りの祠の一マス北に配置されている洞窟に入ることができる→行き先はなぜかキングレオ城

…見た目の派手さの割に実際に出来ることが少なくてちょっと拍子抜けな気はしますが、 問題の場所に辿り着けるのがゲーム終盤なので仕方のないところではあります。



闇の洞窟の大扉で扉増殖を使い左側に落ちるとチップがバグったフィールドに着く
というところまでは割と知られていますが、そのバグり方にはいくつかのパターンがあって、 中にはフィールドをかなり自由に歩けるパターンが存在するというところまで 言及されたことはまだないようですね。
今回はパターンの決まり方には厳然とした法則があり、望んだバグパターンを決め打ちする事が可能であるところまで 突き止めました。 (決め打ちするほど価値のあるバグパターンは実質一種類しかありませんが)



まず、この部屋からマップ外へ落下したときの着地地点について。
どうやらリレミトを唱えた時の移動先の位置を基準に落ちる方向によって上下左右いずれか一マス、 と設定されているようです。
つまり、希望の祠側から上ってこの部屋に来た場合は希望の祠側に、 ゴットサイド側から下って来た場合はゴットサイド側に、と行き先が異なるということです。

そう、チップ変換のバグを起こせる地点は二箇所。
希望の祠から上って左側に落ちると希望の祠周辺フィールドで、
ゴットサイド側から下りて右側に落ちるとゴットサイド周辺フィールドの闇の洞窟入口でバグらせることができます。



次に、バグパターンの種類と法則です。
大扉の部屋にある特定の種類のチップが何マス残っているか(あるいは何マス扉で埋めたか)、 という値がバグパターンが決まる基本値となります。 関係があるのは「地面」「柱の下側」チップ(以下特定チップと呼ぶ)のみで、他のチップは一切無関係のようです。
基本となるマス数とパターンとの関係は下表の通り。

◇特定チップの残存マス数-バグパターン対応表
特定チップのマス数
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9101112131415 16171819 2021222324252627 2829303132333435 36373839
↑を扉で埋めたマス数 3938373635343332 3130292827262524 23222120 1918171615141312 1110 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
洞窟1                          
                                         
(フリーズ)                                           
洞窟2                                   
城、町、村×                                             
[闇の洞窟入口へ]                                             

◇バグパターン一覧


※「洞窟」「城、町、村」などの名称は、そのチップセットがゲーム中で主に使用されるマップの種類から名付けています。 「フリーズ」はその名の通り暗転した後ただフリーズします

・結局のところまともに動けて発展性があるのはマス数30で出現する「城、町、村」パターンのみ。
・「城町村」でのみ馬車が切り離される。バロンの角笛は戦闘パーティーに持たせておくこと。
・「城町村」では歩いていると敵が出現する。但し、岩山だったチップ(赤い床)では敵が出現しない。 敵の種類はバグり元のフィールドマップに準ずる。
・他のパターンでも、着地の瞬間のみ敵が出現する可能性がある。敵の種類はバグ元マップに準ずる。
・ルーラで脱出可能。バロンの角笛を吹くとその場でバグだけを解除する。
表フィールドではラナルータもOK。
・敵と戦闘後や、昼夜が変わるとき、毒沼に突っ込んだとき等はマップのパレット(配色)が変わる。
・最初は主人公の姿が見えないが、一回敵と戦闘したり変化の杖を使ったりすると先頭のキャラだけ出現する。
・気球に乗って画面が切り替わった後はパーティーメンバーが全員表示される。
・町、祠などのイベントは消えているためこのバグマップから直接入ることはできない。
但し、イムルの古井戸、エルフの里、リバーサイド、海鳴りの祠、マグマの杖の使用可能地点の判定は残っている。
・階段と宝箱と扉はただの飾りです。立て札はただのじゃないけどやっぱり飾りです。
法則がよく解らなかったら右図の形状をマネして扉を配置すれば良いでしょう。
わざわざ他のバグマップに行く必要はないと思いますので( ;´−`)

希望の祠側は単純にマップ内の全チップを数えれば済みますが、
闇の洞窟側に落ちる場合はもう少し複雑です。
特定チップのうち主人公が落ちる予定のY座標から北側にあるマスのみを数えて、その値を基準値とします。
右図(b)では、目的とする値「30」を得るためには一番右下のマスに落ちなくてはいけません。

この扉の置き方は少し難度が高いと思いますが、 このくらいマップ端に沿うように扉を作らなくては30という値は実現しないのです( ;´−`)



四天王を倒さず(結界を崩さず)にデスキャッスルに突入
希望の祠でバグマップを出し、右図の場所でバロンの角笛を吹くと…。
…普通の攻略なら大人しく結界破った方が楽だと思いますw


バグフィールド表世界編

未知の世界への扉を開く。
その先には何が待っているのか?
勇者達の旅は続く…(先頭ミネアだけど)

辿り着いた先はどこか見覚えのある世界。
とりあえず歩けるところを散策。
自分たちの姿が見えないのがひたすら気になるが、じきに見えるようになるさ。

砂漠の真ん中に立て札を発見!
確かこの辺は「塔」があったところだよね。早速見てみると裏側だったという結果に。
そんなことより読んだのか見たのかどっちかハッキリしてください。

えーと、気球ってどの辺に置いたっけ?

乗れました。


気ままな気球の旅が始まります。(まだバグってるよw)

世界樹周辺が大変なことにww
でもエルフの里は無事だったりして。

船はサントハイムに置いておいたんだけど、こっちも乗れるかなぁ…

乗れました。 透明船!

早速宝箱にダイビング!
……まぁ何もないのは予想通りだけど、 思わせぶりなグラフィックを置かないでよ ( つД`)゚・*。

洞窟があった所に鉄格子が!誰がこんなことを!?(ぉ

…しかしこれは扉ではないそうですw
浅瀬の扉も開けませんでした。残念。

所変わってガーデンブルグ。
用意したるはマグマの杖。


使うと地形が「赤or緑の床」から「茶色い地肌」に変化。今となっては果てしなく無意味。
海一杯の宝箱は消え去りました。(これは一時的なもの。海岸線バグの影響ですね。)

そろそろ飽きてきたんで、元の世界に帰ろうかと。

どうせなら岩山の上がいいし、この辺が良いかなぁ?


バロンの角笛を吹いて気が付くと目の前に洞窟が!(いや狙ったんだけど
やっぱり行き先は海鳴りの祠かな?入り口海だけど、ハマったりしないかな〜


画面が切り替わるまで異様に長いロード時間。フリーズしたかと思ったwww



着いた所はどこかで見たお城…
そこの詩人風の青年にちょっと話しかけてみて確信。


てっきりキングレオ城なのかと思っていたが、宝の地図を見て考えを改める。
こんな辺境(北東の端っこ)まで訪ねて来るなんて、ライアンさんってなんて慕われてるんだろうw

さて、何しよう。
ボケ防止のためブライ翁にラナルータでも唱えてて貰おうか。

……どうやら手遅れだったようです。
事切れたかのような無機質な電子音が哀愁を誘います…。



合掌。