18/ 4/12 ゴールドカードに対する先入観はありませんか?
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クレジットカード大学様のサイトのイラストを一点描かせて頂きました!
該当記事へのリンクは雑記のページに貼ってありますので、そちらからご覧ください。
記事ではゴールドカードについて紹介されています。
ゴールドカードといっても、そんなに持つのが難しいということではないんですね。
カード選択の基準は年会費を払うコストに見合うリターンがあるかどうかということになりますが、自分の場合はそこまで使わないので、当分はゴールドカードを持つようなことはなさそうな気がします。
カードの利用金額が割と多かったり、付帯サービスに魅力を感じたという方なら、
取得を検討してみても良いのではないでしょうか。
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さて、先方からは公開して良いということなので、今回のイラストの作成過程を少しだけ公開します。
今回はCLIP STUDIOをメインに使うことにしました。
これは最初にラフ案として提出したのですが没になったイラストです。
何故没になったかというと、これはサイトの記事をよく読めば解るのですが、
「サイトの記事内では『ゴールドカード取得のハードルはそんなに高くはないよ』という内容が載っているのに、このイラストだと誤解を与えてしまうから」ということです。
ゴールドカードに対する先入観があって判断が曇っていたような気がします。
それでサイトの内容に合うように修正をお願いされたのですが、
その際修正するより一から描き直しましょうか、とこちらから提案しました。労力は余分にかかりましたが、描き直して良かったと思います。
今後は最初から依頼主の要望に沿ったイラストが描けるように、先入観に惑わされずきちんと情報を把握しようと思ったのでした。
ラフ段階。
まずはテキトーで良いので、完成図がイメージできるように全体を描きます。
端の灰色の領域は、完成図では切り取る部分です。
こうやって余分な領域を作っておくと、後々絵の位置を調整したい場合などに
問題なくずらせまずので、無駄っぽい感じもしますがいつもこうしています。
先方からのサイズの指定は1326px*818pxなのですが、後から加工する時柔軟に対応できるよう、それよりも高い解像度を確保します。具体的には2倍の解像度を指定し、
これに端の領域の縦横1000pxを足して3652px*2636pxのサイズでイラストの作成を開始しました。
線画です。
なるべく均等な太さの線になるようラフの上から丁寧になぞります。
今回の絵はデフォルメを強く掛けたかったので、太めの線で描きました。
右下に空間が残っているのが気になりますが、文字で隠れるので大丈夫かと思ってそのままになりました。
カードの部分です。
実在のカードをそのまま描くと問題ありそうなので、架空だけれどもありそうなデザインを4枚でっち上げました。
イラスト全体にデフォルメを強めに掛けているので、番号や文字の部分をごまかしていてもそこまで違和感はない…と思いたいです。
「ゴールドと言っても色々あるよ」ということで、全く同じデザインにならないように気を付けました。
色味も黄色寄りの金、オレンジ寄りの金、と微妙に変えています。
結局金色を表現するには単純な色よりも光沢感の方が重要なので、そこに気を付けました。
色塗りを終わり、これで一度提出しましたが……。
完成版とはなりませんでした。
・キャラの輪郭を青くする
・文字に半透明の輪郭を付ける
・背景をゴールド色に
キャラと文字が全部黒輪郭だと絵が重くなりそうだったので色を変えてみたのですが、
逆に裏目に出てしまったようです。
完成版です。(このページの一番上の画像と同じ)
・キャラの輪郭を黒に戻す
・文字の位置を調整。文字の輪郭を太くして橙色に
・背景を青に戻す
一度背景を金色系にしてみたのですが、やはり金色に光っているモノを強調するには、周りは全然違う色の方が良いですね。
文字の位置を改めて見ると、直線状でちょっと固い感じがしたので、アーチ状に配置を変えました。
完成版のレイヤー構造です。こうやって見ると結構レイヤー数多いです。
線画と色塗りでレイヤーを分けておいたり、オブジェクト毎にレイヤーフォルダーを作って纏めておきます。
レイヤーフォルダーでレイヤーの塊を作っておくと、レイヤーフォルダーを選択することで複数のレイヤーをまとめて色調変更をしたり非表示にしたりできるので、これは必須ですね。
判りやすいよう全てのレイヤーに名前を付けておくのが良いのですが、
ものぐさなので所々名前の付いてないレイヤーがあります。
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イラスト制作を終えて…(反省会)
今回は反省するべき点が多々ありました。
途中までイラストのテーマを誤解したまま進めていたこと。
イラストの方向性や仕上げに関して先方に頼った部分がかなり大きかったこと。
これまでドット絵をメインにやってきたため、ドット絵でない普通のイラストも上手に描きたいとは思っているのですが、経験が乏しいこともあり、なかなか難しかったです。
とはいえ、最終的にはなんとか先方にご満足いただけるイラストが提供できたと考え、一つの成功体験として次に繋げられれば、と思います。
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